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苫米地英人本人によるまとめ本!?『201冊目で私が一番伝えたかったこと』

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201冊目で私が一番伝えたかったこと

苫米地英人本人によるまとめ本になります。

2000年に洗脳原論を出版していから、2015年の時点で200冊を達成し、201冊目が本書です。月1冊以上のペースでしょうか。これ以降も多くの本を出版しているので、2017年現在は201冊以上になっています。

これだけ多いと、どの本を読めば良いのかという問題が発生します。そこで本書は苫米地さん本人が今までの本の内容から重要な部分をまとめています。苫米地英人入門には最適ですが、過去の内容を補足していたり、より詳しく書いている部分もあるので、上級者でも読む価値はあります。

本書でまとめられている内容

第一章

コーチングがメインの内容です。コーチングやコーチとは何か、コーチングを受けるときの注意点、ゴール設定の重要性、エフィカシーとコンフォートゾーン、抽象度など用語の説明、have toではなくwant toでなくてはいけない理由、ドリームキラー問題などが書かれています。

苫米地さんの本、特にコーチングの本は専門用語が多く使われていますが、これらを本書では丁寧に説明しているので、コーチングを知りたい場合には有用です。

自分で行うコーチング、セルフコーチングではアファメーションが基本になります。ただし時間がかかる(少なくとも2、3年)ので、もっと速く効果を実感するには専門のコーチにコーチングしてもらう必要があるといいます。

第二章

『もっと深く掘り下げて語りたいこと』になります。コーチングの中でも応用的なこと、アファメーションの具体的な方法、論理的になるためのディベートの基礎知識、苫米地さんの瞑想のしかたなど。

コーチングの技術を学ぶことと、コーチングを受けることの違いについては、他書ではあまり見かけない内容でした。偽物と本物のコーチの違いも興味深かったです。

第三章

第三章ではお金と仕事に関する話題が中心です。1000万貯める方法や何のために働くか、仕事のしかた、リーダーシップやお金に対する考え方など。多くの人が興味を持つのがこの部分だと思います。

仕事を効率化した先には遊びが重要だと苫米地さんはいいます。遊びがエフィカシーを上げスコトーマを外すのに役立つというのです。苫米地さん自身もギターやパイプ、カメラやファッションなど仕事以外に多くの趣味を持っています。

第四章

苫米地さんのコアの部分になります。人の命の価値や戦後史、メディアと権力への対処法、そして苫米地さん自身のゴールである『戦争と差別のない世界の実現』についてです。

苫米地さんはディベートで問題を相対化することを奨励していますが、人間の命については相対化するべきでないといいます。また日本のメディアに洗脳されないために他国のメディアも読むべきで、日本の三紙に加えてウォールストリートジャーナル、ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、フランスのルモンド、中東のアルジャジーラ、イスラエルのエルサレムポスト(いずれも英語版)を毎日読んでいるそうです。

なぜこれほど多くの本を出版したのか?

苫米地さんの本は洗脳からコーチング、経済、政治、果てには気功や宇宙まであります。冊数もそうですが、なぜこれほど幅広いジャンルの本を出版しているのでしょうか?

一つは、本人がニコニコ生放送で言っていましたが、販売戦略として有効だから。日本では一日に200冊以上の本が出版されています。この中でスペースが限られている書店に長く置いて貰うには、断続的に本を出版するのが効果的だそうです。先月出版した本が片付けられる前に、今月出版した本が来れば、苫米地さんの本が常に書店に置いてある状態になります。つまり物量作戦ということでしょうか。たしかに、ある程度の規模の書店であれば苫米地さんの本は苫米地さんの本は置いてあります。

二つ目は本書にあるように『世界中の人に伝えたいことが多すぎるから』。物量作戦が効果的なのはわかっても、多くの人は毎月本を出版していません。それは出版社との関係もありますが、そこまで本を書くためのストックがないからだと思います。

苫米地さんのように、自身の専門分野の認知科学やコンピューターサイエンスから、軍事経済政治、気功や宗教まで幅広いジャンルの知識や経験がある人は少ないでしょう。自分の中にストックがなければ、それを本にすることはできません。興味の範囲が広く、その一つ一つも深いからこそ可能だと思います。

201冊目で伝えたかったことは?

本書にまとめられている内容も、一見するとバラバラのようですが、その根底にあるのは共通のメッセージだといいます。

それはすべての人間が自由意志を持って、自ら主体的にゴールを設定して、その実現のために邁進し、結果として豊かで充実した人生を歩んでほしいということです。 2ページ

脱洗脳の専門家としてデビューした苫米地さんですが、カルト宗教からだけでなく、権力や社会という大きなものからの脱洗脳を提唱していると思います。つまりすべての人が自由意志をもってゴールに向かって行動できることが、苫米地さんのいう本当の脱洗脳ではないでしょうか。

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