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苫米地英人の師弟対談!?『悟りの教科書』

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悟りの教科書 「煩悩力」を生かせ

苫米地英人の師匠、荒了寛氏登場

本書は苫米地さんと荒了寛氏の対談本になります。

荒了寛氏は天台宗の大僧正で、天台宗をハワイで布教した功績のある方です。本も多く出版されていて、自身で描かれた絵に言葉を添えた絵説法や、仏画なども描かれるそうです。

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苫米地さんは天台宗の僧籍を持っていますが、その苫米地さんの天台宗における師匠が荒了寛氏です。

苫米地英人出家の経緯

本書を読もうと思ったのは、苫米地さんが出家した経緯が詳しく書かれていたからです。

上智大学大学や米国留学でキリスト教的教育を受けて、オウム信者の脱洗脳の際に仏教に興味をもったことは『洗脳原論』に書いてあります。『空海は、すごい 超訳 弘法大師のことば』では空海の本質を知るために、毎週2時間真言宗のお寺に通って瞑想と説法を聞くことを10年続けたとありました。

苫米地さんの空海に対する情熱は、空海の本を読めばわかるのですが、本人は天台宗の僧籍も持っていたのが疑問でしたが本書を読んで解決しました。

苫米地さんと荒氏が出会ったのは、広島県にある福山通運の研修会だそうです。そこで荒氏が出家をすすめて、苫米地さんは即『お願いします』と返事をして出家したというのが経緯です。

その後、苫米地さんの奥さんや義理の弟さんも一緒に出家して、義理の弟さんが荒氏が住職をしている天台宗ハワイ別院で働いていて、苫米地さん自身もハワイ別院の国際部長の仕事をしていると言います。

苫米地さんと荒氏は家族ぐるみの付き合いと言えるのではないでしょうか。ちなみに出家したときに与えられる法名、苫米地さんは”叡了(えいりょう)”だそうです。

苫米地 本当は出家得度のあと、そのまま修行に入り、さらに荒先生の下で仏教を広める仕事をしなければならないのだけれども、仕事の関係で待っていただいています。そこで身代わり・・・というわけけではないですが、一緒に出家した義弟のに、荒先生が住職をなさっている天台宗のハワイ別院ではたらいてもらっているところです。彼の法名は「叡寛(えいかん)」です。また私自身も荒先生からハワイ別院の国際部長の役目を仰せつかって、そちらの仕事はさせていただいています。   23~24ページより引用

上に引用したところを見てもらえばわかると思いますが、苫米地さんは大変へりくだって、丁寧な言葉を使っています。やはり師匠である荒氏を立てているのでしょう。普段の本や動画ではあまり見かけない苫米地さんの一面を知ることができます。

悟りの教科書

法華経と摩訶止観

対談のテーマは悟りについてです。仏教史の流れを語ったあと、悟りのための参考経典として、前半を法華経、後半を摩訶止観の解説になります。

法華経はかなり有名で、日蓮宗などでは中心となる経典です。天台宗でも重要視されているのですが、摩訶止観が特に重要だと苫米地さんは言います。理論だけでなく、悟りを得るための修行のしかたを具体的に書かれていてバランスが取れているから。

この摩訶止観が悟りの教科書で、そのエッセンスを伝えるのが本書になります。

暗証の禅師、文字の法師

摩訶止観の中で特に重要な考えとして「暗証の禅師(あんしょうのぜんじ)」と「文字の法師(もんじのほうし)」というものが出てきます。

暗証の禅師は瞑想(座禅)だけをして、自分が悟ったと思うことです。天台宗にも”止観”という瞑想法があります。苫米地さんがあげている現代の例として、自分探しの旅をしている人がこれに当たります。

文字の法師は経典だけを読んで、説法だけをすること言います。現代で言えば、情報だけを持っていて情報通だが行動をしていない人だと言います。

このどちらもダメだというのが天台宗です。

天台宗は総合的な仏教流派で、バランスを取ることに重きを置いているというのが私の印象です。

天台宗は最澄が開きましたが、浄土宗の法然、浄土真宗の親鸞、日蓮宗の日蓮、禅宗の栄西と道元など鎌倉仏教の開祖はほとんど比叡山で学んでいます。天台宗から派生して、法華経特化が日蓮、念仏特化が法然と親鸞、座禅特化が禅宗など細分化していったのは偶然ではないと思います。

天台宗入門

本書では仏教の専門用語が多数出てくるのも特徴です。しかし、そのつど注釈が書かれているので、前知識無しで読むことができます。仏教の成立から上座部仏教と大乗仏教の違いまで一通りのことは語っています。仏教の入門書としてもいいですが、特に天台宗の入門書としてもオススメです。

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