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苫米地英人作の小説!?『脳のリミッターを外せ!』

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脳のリミッターを外せ!

苫米地さんの小説デビュー作です。

ただし、原案は安達元一氏という著名な放送作家の方がしています。安達氏が苫米地さんの小説の原案をする経緯を語っています。

角川春樹氏の紹介で苫米地さんと出会い、その後放送作家である安達氏が企画した番組に苫米地さんが出演したそうです。

内容は、主人公が苫米地さんのメソッドを学んで成長していくストーリーです。苫米地さんの小説としては『洗脳学園 (スマッシュ文庫)』というライトノベルがあります。洗脳学園は洗脳をテーマにした物語でしたが、本書はゴールの設定と達成、そのための手法がテーマです。

あらすじ

山田哲朗は26歳の弱小出版社で営業の仕事をしている。

仕事はうまくいっておらず、三流大学卒であることにコンプレックスを持っているが、マンガを読むことが好きで、いつかは漫画家になりたいという夢を持っている。

そんな哲朗の元に現れたのは70歳くらいのホームレスの男。彼は世界が悪の組織に支配されており、哲朗自身も組織の洗脳を受けているという。そして自分はレジスタンス軍の日本支部リーダーで、哲朗を救世主と呼ぶ。

はじめは男の言葉を信じていなかった哲朗だが、男との出会いをきっかけに哲朗の人生は大きく変わっていく。

感想

小説として

率直に言って面白かったです。

ストーリーとしては、パッとしない主人公が師匠との出会いをきっかけに成長するという王道の流れですが、その過程は意外性に満ちあふれていて、退屈しません。

また、このホームレスの男は?悪の組織とは?救世主とは?という謎が謎を呼び、気がつくと引き込まれていきます。小説なのでフィクションなのですが、妙に現実味がある部分とエンターテイメントとしての描写のバランスがいいのでしょうか。

本書はライトノベルではありませんが、小説としてはかなり読みやすく、話の流れもスピーディーです。2~3時間程度でサクッと読めます。

このあたりは放送作家の方が原案をされているだけあって、構成の仕方がうまいのだと思いました。

苫米地さん関連のマンガや小説では、主人公を導く存在が必ず出てきます。『洗脳学園 (スマッシュ文庫)』ではヒロインの蘭堂雷華、「洗脳」営業術 (まんが苫米地式01)では主人公の兄である栗原秀斗、いずれも苫米地さんを思わせるキャラクターでした。そして『立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術(ありがとう出版発行)』では苫米地さん本人です。

しかし、今回の師匠は70歳くらいに見える神出鬼没なホームレスの男。本文中では”男”としかかかれておらず、名前もわかりません。これを苫米地さん自身が書いているのは興味深いと思います。

苫米地メソッドを学ぶのに最適

苫米地さんのメソッド自体も大変わかりやすいです。これはほとんどが主人公と師匠の会話でかかれているからです。単純に文章として書いてあるよりも、会話形式のほうが自然な理解に繋がります。

また、具体的にかかれているのもよい点です。苫米地さんの本は抽象的な表現(苫米地さんの言う抽象度ではなく、抽象的と具体的の抽象です)をしてる場合が多く、本を読むとなんとなくわかるのですが、問題はその後です。自分は具体的には何をすればいいのか?を迷ってしまうというリスクがあります。

コーチングにおける苫米地さんの師匠であるルータイス氏も著書『アファメーション』の中で『今すぐ始める、好機を待ってはいけない』が重要なことだと言っていますし、それどころか『実行を伴わない計画は自分に対する不正』のようにかなり強い表現をしています。

苫米地さんのメソッドを学んだ上で、自分は次にどうするのか?それは人によって違います。

あなたにはあなたの事情や周りの状況があるでしょう。

そのヒントが本書には散りばめられています。本書で主人公はさまざまな経験を積みます。心理的な変化もありますが、何かしらの具体的な行動としてです。読者であるあなたはそれを疑似体験できるのです。

まとめると、本書は大変わかりやすいので、苫米地英人入門にも最適ですが、他の苫米地さんの本を読んで次に具体的な行動に出る際の参考にも良いと思います。

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