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苫米地英人の瞑想法!?『思うままに夢がかなう 超瞑想法』

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思うままに夢がかなう 超瞑想法

瞑想というと、仏教のものが多いでしょうか。禅宗の座禅だったり、真言宗の阿字観、上座部仏教のサマタ瞑想とヴィッパサナー瞑想。

最近では座禅をベースに宗教色を無くした瞑想であるマインドフルネス瞑想をGoogleが取り入れていると話題になりました。

苫米地さんが所属している天台宗にも「止観」という瞑想法が存在します。また、『空海は、すごい』の中で、真言宗のお寺で瞑想をしていたら、空海の存在を感じるという神秘体験をして悟りを開いたと言います。このときしていた瞑想の方法はわかりませんが、真言宗のお寺なので阿字観だと推測されます。

本書に出てくる瞑想法は仏教をベースにしながらも、苫米地メソッドの要素が存分に盛り込まれています。ここまでくると、苫米地さんのオリジナルと言ってもよいのではないでしょうか

空とは?

超瞑想のベースとなっているのは、空の思想だと言います。「空」とはどういう概念でしょうか?

本書では空を『空は、ありとあらゆるものが詰まっている状態。しかも、そのありとあらゆるものが、ダイナミックに、つねに変化しながら存在している状態』だと定義します。

空と聞くと、何も無いだとか、空っぽだとかイメージしませんか?そうではなくて、苫米地さんはあらゆるものがあると言います。

無と解釈すると、すべてがどうでもよくなったり、虚無主義(ニヒリズム)に陥る可能性があります。逆に『自分自身も空なのだから、いつでも好きな自分になれる』と考えたほうが良いと言います。

例え話をしましょう。映画マトリックスを覚えていますか?主人公のネオは、マトリックスの世界である仮想世界があくまでも「仮想」であることに気づきます。

そして、もともとハッカーである自分自身にも仮想空間を操作できることを思いつき、救世主(The One)に覚醒します。

これは夢の中でこれが夢だと気づく、いわゆる明晰夢のようなものです。

本書のタイトルには。『思うがままに夢がかなう』とありますが、そのためには、この世が「空」だということに気づく必要があります。その具体的な方法として超瞑想法があるのです。

スターウォーズ華厳瞑想!?

超瞑想法として、本書では13種類の瞑想法が載っています。その中でも私が気になったのがスターウォーズ華厳瞑想です。瞑想法のはずなのに…いきなりスターウォーズが出てきたので驚きました。

お経を読むタイプの瞑想法としては、華厳経を読むのをすすめています。華厳経はスケールの大きな内容で、苫米地さんの言葉でいえばとても抽象度の高いお経だそうです。

しかし、昔の人にとっては身近な書物だったお経も、現代人が関心を持つのは難しいと思います。だから小説や漫画、映画で代用するといい、特にスターウォーズがよいと言います。

スターウォーズはスケールが大きいので、最適なのだと思います。そして『フォースとは「心の力」』『ダーズベーダーは「十法界」』『ヨーダやオビ=ワンケノービは「観音様」』など苫米地さんは華厳経に当てはめて説明をします。

スターウォーズであれば、馴染みがあると思います。見るときに視点を変えるというこの方法であれば、簡単に瞑想を行えるのではないでしょうか。

コーチングの代替手段?

本書を読んで気づくのは、苫米地さんのコーチングの本などと同じ用語が使われていることです。

”スコトーマ”をはずし”抽象度”を高める。”エフィカシー”を高めるには、華厳経で”アファメーション”を行うなど。苫米地さんの本の読者であれば、聞いたことがあると思います(ないのであれば、読むことをオススメします。)仏教がベースの瞑想の本であるにもかかわらず、です。

私の考えですが、超瞑想法とはコーチングの代替手段ではないでしょうか?コーチングでは、ゴールを設定して、アファメーションによってエフィカシーを高めて抽象度を上げ、スコトーマを外すのです。やっていることはほとんど同じではないでしょうか。

ただし、アプローチの仕方が違っていると言えます。コーチングは心理学や機能脳科学がベースですが、超瞑想法ではいきなりゴール設定ではなく、ワークを一つずつこなしていく。そして背景は仏教の空の思想が存在する。入り口は違いますが、最終的にたどり着く場所というのは、同じではないでしょうか。

人によって向き不向きや合う合わないがあるので、一概にどちらが優れているとは言えません。しかし、仏教のほうが馴染みが深いとか、具体的に細かく13の瞑想方法が書いてあるので、コーチングがあまりなじまなかった人でも、超瞑想なら出来る可能性があります。

なので、選択肢に多様性を持たせるという意味で、本書は価値があると言えます。

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