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苫米地英人の特殊機能音源の秘密!?『音楽と洗脳: 美しき和音の正体』

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音楽と洗脳: 美しき和音の正体

苫米地さんは頻繁にライブをしたり、アンプやギターのコレクターとしての側面を持ちます。当然音楽に対する造形も深く、本書は音楽がテーマ。

特にアナログ音源に強いこだわりを持つ理由や、音楽と洗脳の歴史、日本の音楽教育の問題点などです。

また、苫米地さんの中期の著書にはよく特殊機能音源が収録されていました。最近の本にはあまり付いていませんが、現在はYouTubeの苫米地さんのチャンネルにアップロードされることがあります。

本書にはハイレゾ音源が収録されたDVDが付属しています。曲名と効果は以下の通りです。

  1. Chant in World 集中力アップ
  2. Magic Forest 音の浮遊感を楽しむ
  3. Picture Music IQアップ
  4. Overtune Forever リラックス

個人的には3曲目の『Picture Music』が気に入りました。IQアップの効果はまだわかりませんが、聴いていると落ち着きます。この曲は日本人が好むヨナ抜きの音階による琴の音がベースのようです。

またDVDですが、再生するにはDVDドライブがあるパソコンが必要です。CD音質とハイレゾ音質の2種類が収録されています。ハイレゾ音質で聴くには、対応しているアンプやヘッドフォンが必要になります。

音と宗教

まずは音の重要性についてです。私たちの生活に密接に関わっているのが音。CDを買う機会は減っても、ネットで音楽を聴くことができます。

音楽を聴く習慣自体がなくても、テレビや映画のBGM、街中で流れる音楽など意識していなくても私たちは音楽を聴いているのです。

重要性の割に私たちが音に無関心だと苫米地さんはいいます。

私たちは音の情報に対してかなり無頓着であり、無関心です。

しかし、さきほどから言っているように聴覚情報はかなり重要なソースでる。

それは日常生活をちょっと振り返ってみてもわかるでしょう。会社内であれば、エレベーターが止める、チ~ンという音で来客が知れる場合がありますし、上司の声の感じで、いま機嫌がいいか悪いかなどすぐにわかります。

暗い夜道では誰かの足音が聞こえてくれば自然に警戒するでしょうし、毎朝、時間通りに起きることができるのは目覚まし時計のベルの音があるためです。17~18

人間は視覚情報を重視しがちです。しかし、聴覚情報も重要であることは間違いありません。

また、視覚は目をつぶれば簡単に遮断できますが、聴覚を遮断をするには耳栓を使う必要があります。それでも完全には難しいでしょう。

だからこそ、他人に影響力を与える手段として、音が使われるといいます。意識上には上がらない場合が多いことも、かえって都合がいいのです。

私たちがよく知っているドレミファソラシドの音階も、哲学者ピタゴラスが自身の教団ピタゴラス教団で使用し、ピタゴラス音階と言われています。

これをキリスト教でも取り入れ、教会音楽として広まっていった経緯があります。信者に影響を与える上で効果的だったからでしょう。音と宗教は切っても切り離せない関係にあるのです。

CDの問題点

苫米地さんはアナログ音源にこだわっていますが、CDやMP3などのデジタル音源よりもレコードなどのアナログ音源を支持する人はそれなりにいます。

苫米地さんは星槎大学客員教授で、音楽家の大橋力氏の発言を引用しながらその理由を述べています。

そもそもなぜアナログの音がいいのか? これについては以前から大橋氏はひとつの結論を持っていました。それは超高周波です。

超高周波とは可聴域を超えた音のことで、いわゆる超音波と呼ばれているものです。この人間の耳には聴こえない音が音質をよくしているというのが大橋氏の主張でした、

それはミュージシャンとしての氏の経験則によるものだったのです。

そもそも大橋氏は自ら率いる音楽集団芸能山城組のレコーディングに際して超高周波をアナログ時代から積極的に活用していました。

(中略)

ところが、CDではこの裏技がまったく通用しないのです。なぜなら、CDでは可聴域外である20kHz以上の音をすべてカットしてしまうのです。 122~123

レコードと比べると、CDやMP3は扱いが簡単です。またノイズがなくクリアにきこえます。これらの利点により、急速に普及していきました。

しかし、その代償として可聴域外の音を失ってしまったというのです。

この解決策としてハイレゾリューション(高解像度)の音源が登場しました。ハイレゾではデジタル録音では収録できなかった周波数の音も収録できます。

苫米地さんがアナログにこだわるのは、単なる懐古趣味ではなく、こうした背景があるのです。

特殊機能音源の秘密

特殊機能音源は、これまで仕組みやどのように制作するのか?やなぜ効果があるのか?について簡単な説明はされていたものの、詳細は謎に包まれていました。

本書では苫米地さんの特殊機能音源の秘密の一部を語っています。

私のYouTubeチャンネルや過去の本についているCDに収められている機能音源にはメロディが入っています。このメロディを機能音源だと思っている人が結構いるようですが、それは誤解です。

もちろん、あのメロディも通常の環境音楽以上の効果は期待できるのですが、あれは機能音源の上に被せるためのもので、要はオモテの音楽なのです。

機能音源はオモテの音楽のウラで流れるもので、サブリミナル化させることによって無意識に働きかけているのです。

(中略)

ですから、よく「今回の機能音源はメロディがよかった」「いい曲だった」といったコメントや感想をもらったりするのですが、曲はあくまでオモテであって機能音源とはあまり関係のない部分なのです。もちろん「曲がよかった」と感じたということは、ウラの機能音源が無意識によい効果を与えているので、喜ばしいことであるし、結果として、機能音源が効いていることでもあるのですが、曲そのものが機能音源ではありません。146

私たちが意識的に効いているのは、機能音源ではないというのです。本当の機能音源は私たちの耳では認識できないそうです。

また機能音源の作曲法は、通常の作曲法と大きく違うと苫米地さんはいいます。

機能音源は、人の機能を刺激するためのものです。

ということは、好きな曲、好ましい音を作るよりも、もっと多くの情報を必要とするのです。

(中略)

機能音源とは、すべての音を先にそろえておいて、不必要な音を抜いていく。

ということは最初に全周波数を上から下まで満遍なく揃えなければいけませんが、全周波数を揃えるなどということができるのでしょうか?

実はこれに近い音が自然界にあります。それが密林の音です。

密林の中では動物の息遣いや鳴き声、虫の声、木々の揺れ動く音、風の音、川のせせらぎなど、甲高い音から乾いた音までありとあらゆる音が渾然一体となってジャングルを満たしています。こういった音を聴いた時、人間は決して「うるさい」とは思いません。

こういった音のことを何と言うかというと「ノイズ」です。

(中略)

機能音源は私が作った理想的なホワイトノイズをもとに、不要な音を抜いたものです。156~160

上の文章を読んで、初めて気づきましたが、自然の環境音というのは、うるさくなくて心地よいものです。私はリラックスできます。

この心地よい音からに何かを足すのではなく、不必要な音を引いていくというのがポイントだそうです。

具体的にどう引いていくのかは書いてありませんし、機材がかなり高額だと苫米地さんはいいます。簡単に真似はできないでしょう。

また理論的にはわかりましたが、効果については検証していく必要があると思います。

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