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苫米地英人の英単語『脳単マッピング1000』

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脳単マッピング〜英語は逆から学べ!英単語編〜【通勤・通学で聴くだけで単語が増えていくCD付】

英語は逆から学べ!~最新の脳科学でわかった!世界一簡単な外国語勉強法~特殊音源CD付き(全外国語対応)』や『英語は右脳で学べ』など苫米地さんは英語学習に関す本をいくつか書いています。

本書はその補完的な役割をする英単語の教材です。英単語の教材として定番の『DUO 3.0』やイラストや語源などを使う『新編集 語源とイラストで一気に覚える英単語』があります。問題はこれら既存の英単語教材と本書の違いです。

語学はネイティブのように学ぶべき?

苫米地さんが英語学習の本で提唱しているのは、語学はネイティブのように学ぶべきだというもの。英語に限らず、赤ちゃんや小さい子どもは生活していく中で母国語を学びます。大人はそれとまったく同じというわけにはいきませんが、できるだけ自然な形で学ぶ必要があるということです。

方法としてはイマージョンプログラムがあります。イマージョンは没入法とも言われ、英語であれば、英語以外の科目を英語で受けたりして英語に浸かるというもの。とにかく水の中に入って泳ぎ方を覚えるような感じでしょうか。

(余談になりますがこのイマージョンプログラム、最近では取り入れている教育機関もありますが、苫米地さんは2008年の段階で有用性を説いていました)

イマージョン・プログラム - Wikipedia

また以下の本によると、イェール大学ではネイティブでない語学を『1年学べば「映画の7割程度」が理解できるレベルに』なれ、『3年で「流暢に会話できるレベル」になれる』といいます。

その方法論は苫米地さんの方法やイマージョンプログラムと似ています。英語のネイティブがフランス語を学ぶ場合、初歩の学習だけ英語で学び、その後はフランス語でフランス語を学ぶぶというもの。

苫米地さんの提唱してることは、日本ではまだこれからだと思いますが、アメリカの一流大学では一般的な方法論のようです。

脳単マッピング

”英語をネイティブのように学ぶ”というコンセプトにもとづく英単語帳。

本書ではシソーラスという、一つの単語から類義語、派生語などを学んでいく方法がベースになっています。

「ストーリー(状況)」

「カラー写真(視覚)」

「音(聴覚)」

を使うことで、言語学習で大切な「視覚情報」と「臨場感」を再現し、単語を脳にマッピング(貼り付ける)し、シソーラスの原理で語彙をどんどん増やしていきます。 3ページ

苫米地さんはよく『言葉の意味は状況の中にしかない』といいます。単語を単独で覚えるのではなく、状況の中で学ぶというのは理にかなっているでしょう。

脳単マッピング 8~9ページ

8~9ページ

CDを聞きながら単語を見ていき、ピックアップされた単語から連想していきます。

ストーリー部分は次のページに日本語訳が書かれています。最後はその単語を英語で説明した文を読んで理解を深めるという手順です。

音声、文章、写真というすべてをつかって効率よく単語を覚えられると思います。

また、チェックのための赤シートが付属します。

本書の問題点

本書は画期的な教材だと思いますが、問題点もあります。

まず付属CDについてです。Amazonのページの副題に『通勤・通学で聴くだけで単語が覚えていくCD付』とあること。CDを聴くだけでは苫米地さんの言っている効果は期待できないでしょう。通勤や通学で使うのであれば、CDに入っている音声と同時に本書も必要だと思います。ただし、一度覚えた英単語の復習であれば音声を聴くだけでも効果があると思います。

つぎに、英単語がどのレベルなのか不明ということ。『TOEICテスト、ビジネス英語、旅行、英会話で使える単語200個を抜き出し、シソーラスの原理で1000語に増やしていきます』と苫米地さんは書いていますが、基礎的な語彙とTOEICで必要な語彙は違います。本書には基礎からビジネスで使われる単語まで幅広く載っているので、読者のレベルや目的以外の単語も載っているということ。

本書と似たコンセプトの教材としてはZ会から出版されている速読速聴英単語シリーズがあります。

こちらの本は音を聞き、文章を読みながら単語を覚えていくというもの。初級や中級などレベル別になっていて、TOEICスコアで何点を目指す人向けかはっきりしています。ただし、苫米地さんの本のように写真が載っていないので、イメージという点では足りないと思います。

比較して自分に合っていると思うほうを選択するとよいでしょう。

 

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