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未来は現状の外側にある『とてつもない未来を引き寄せる予見力』

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とてつもない未来を引き寄せる予見力

苫米地さんはよく、先のことを予想します。まえにレビューを書いた『2050年 衝撃の未来予想』では、2018年の今から約30年後のことを予想していました。

現在の特許が切れるのがだいたい30年後ということで、2050年の予想をしていましたが、今から先のことをどうやって予想するのでしょうか。

コネだけではない

苫米地さんに未来を予想する『予見力』がある理由の一つは、多くの人との繋がりがあることです。

著書や動画での苫米地さんの発言を見る限りでは、日本を含む各国の要人や経営者、研究者、文化人などと頻繁に接しているようです。普通の人では会えない人と会うことができるので、普通の人が知らない情報を手に入れられる立場にいると思います。

早い話がコネの力では?という疑問です。

しかし、苫米地さんはこれを先回りして否定します。

読者の中にはこんなことをいう人がいるかもしれません。

「苫米地さんは、世界の政治や経済のキーパーソンと知り合いだから、いろいろな情報が入ってきて、世界の趨勢を見極めることができるんだ。しかし、一般市民である自分たちには、最先端の情報を収集することができず、世界の先行きも見えないんだ」と。

たしかに私には、政治や経済の世界で重要なポストを占めている友人が全世界にたくさんいます。でも、そんなことは関係ありません。むしろその友人たちも、みなさんと同じように「先行きの見えない」忌めの世界の状況に戦々恐々として、頭を抱えています。

そして私に、

「この世界は一体どうなっていくんですか?」

と尋ねてくるのです。 №26

苫米地さんは『関係ありません』と言いますが、私は少し疑っています。質が高く、量が多い情報を苫米地さんが持っているのは事実だからです。これらの情報があれば予見力を使う上で有利になると考えられます。

とはいえ、それだけではないのでしょう。苫米地さん自身も世界の重要なポストについている友人に助言を求められると行っています。

また、今の日本政府の要人や経済界の重鎮など日本を動かしている人たちは、世界の趨勢を見極めてるとあなたは思いますか?

これらの人たちは、一般市民では不可能な人との繋がりや、私たちの知らない情報を持っています。

しかし、私には彼らが世界の趨勢を見極めることができていると思えません。できているのならばもう少しましな世の中になっているでしょう。

予見力とは?

予見力とは、

『現在の状況、今まさに起こっている出来事の意味を正しく見る力』

であり、さらにいえば、

『現在を正しく見ることで、現在の中にある未来を見いだす力』

です。

つまり、予見力を持っていれば、現状の中に隠れている未来の情報を見いだすことができ、常に先手を打ってアクションを起こすことができるようになるのです。 №26

苫米地さんは『予見力』を現在の状況から未来を見いだす力だと定義します。

これは時間が未来から過去に向かって流れているという考えに起因します。苫米地さんの本ではお馴染みの概念です。

未来を予測しようとすれば、過去を学ぶという考えが一般的でしょうか。しかし、苫米地さんのいうように時間が未来から過去に流れているとすると、過去を見るのは無意味です。

あなたが川の真ん中に立っているとすると、モノが流れてくるのは上流からです。下流を見ながら上流なら流れてくるモノを予測することはできません。予測するには上流を観察する必要があります。

現在の日本の経済界の重鎮・・・本書では具体的に『経団連の社長たち』と書いていますが、彼らが未来を予測できていない理由を昭和30年~40年の高度経済成長期を経験し、その成功体験を引きずっているからだと苫米地さんはいいます。つまり過去を見ているのです。

未来を予測するには過去ではなく、未来を見るべきですが、苫米地さんはより踏み込んで『未来の視点から、現在を見つける』ことが予見力の真髄だと言います。

そして未来を予測したら、その未来に介入して未来を変える。これが予見力をつける目的になります。

未来は現状の外側にある

未来から現在を見る理由は『未来は現状の外側にある』からだといいます。

”未来は現状の延長線上にある”というのが普通の考えですが、これに苫米地さんは異を唱えます。(現状から考えると)未来にはまったく予想外のことが起こるというのです。

これはあえて過去である歴史を学ぶことで理解できると思います。

例えば、太平洋戦争前、日本軍は大艦巨砲主義を取っていました。大きくて射程距離の長い砲が戦いの勝敗を分けると考えです。これを踏まえて、大和や長門などの戦艦が建造されました。しかし実際に勝敗を左右したのは航空機だったのです。負けた日本軍、勝利した米軍、共にこれを予想していませんでした(予想していたのであれば、最初から航空機や空母を大量に作っていたでしょう)

戦いの中でその有用性が証明され、大艦巨砲主義から航空機へと移っていったと思います。

国のような大きな分野でもそうですが、個人でも同じです。今の職業につくことを子どもの頃に予想できた人はどれだけいるのでしょうか?

あなたもこれまでの人生でまったく予想もしなかった出来事が起きた経験があると思います。

本書とは直接関係ありませんが、苫米地さんがコーチングで『ゴールは現状の外に設定する』と繰り返し言ってる理由がこれです。

予見力トレーニング

予見力を上げるためには抽象度を上げる、臨場感を上げる、スコトーマを外すなどが必要だと苫米地さんはいいます。

本書では予見力をつけるためのトレーニング方法がのっています。他書と被るトレーニングもありますが、気になったものを上げてみます。

「あまのじゃくトレーニング」

過去の価値観を否定して、過去とは正反対の価値観で行動してみる・・・というもの。

みなさんは何らかの目的や欲望を持って、日々の暮らしや仕事に取り組んでいることと思います。その目的や欲望を一度否定してみるのです。たとえば、

■マイホームを持ちたい人は、

→「マイホームなんか最悪」と考える。「家族のために快適な住まいを提供したい」とか、「安定した暮らしがはしい」といった欲望は捨てて、「30年の住宅ローンを組むなんて考えられない」、「ひとつの街に一生住み続けるなんて退屈に違いない」と考える。

■財テクで資産を増やしたい人は、

→「今すぐ口座からお金を全額おろしタンス預金に切り替える」、あるいは、「欲しかった車や高級品を徹底的に買って散財する」。

■「おしゃれでカッコよくなりたい」という人ならば、

→できるだけダサいフクやブランド物ではないチープな洋服を着てみる。

■出世したい人は、

→「仕事をしない。仕事をしてもミスを連発」「会社をサボる」などすることで「無責任社員」になってみる。

■おいしものをいっぱい食べたい人は、

→まずいと思うものや自分が嫌いなものだけを食べることにする。

■きれいな肌になりたい人は、

→高額な化粧品や自然派化粧品でのスキンケアをやめて、コンビニで売っているような安い石鹸で、毎日顔を洗う。 №1016

リスクの高いものから、簡単にできそうなものまでいろいろあります。まったく正反対の価値観で行動することによって、スコトーマ(盲点)を外し新しい視点を手に入れる方法です。

視野を広げるのに有効だと苫米地さんは言いますが、私は成功法としても有効だと思いました。なぜならば、未来は現状の外にあるから。

あなたの欲望がお金を増やすことだとします。問題はなぜお金を増やしたいという欲望を持つか?答えは現状がうまくいっていないから。お金は増えていないのでしょう。

他にも恋人が欲しいのであれば、現状で恋人がいない、もしくはできそうにないからです。今恋人がいて満足していたら、恋人が欲しいとは思わないはずです。

それは今までの価値観や行動が正しくない証拠です。正しいのであれば、あなたはすでにお金を増やしたり恋人を作ったりしているはずです。

うまくいっていない価値観や行動に執着するのは間違っています。それよりはまったく別の価値観や行動を試したほうが成功する確率は高いでしょう。

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