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即断即決のための技術『即断即決脳のつくり方』

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あなたの収入が必ず増える!!即断即決「脳」のつくり方

本書の位置づけ

今まで苫米地さんはたくさんの脳を鍛えるための本を出しています。具体的なメソッドが載っているものとしては、以下の2冊です。

それに加えて、知識量を増やすことが重要だと苫米地さんは言います。

本書の位置づけは応用編といったところでしょうか。クロックサイクルを早めて、グレインサイズを高め、知識を増やす。その上でどのように実生活・・・もっといえばビジネスに活かすか。これが本書のテーマです。

ビジネスで成功するカギのとなるのが”即断即決できること”だと苫米地さんは言います。

抽象度の高い話が中心になりますが、アサンプション・アップデート、コースオブアクション(COA)、ワーゲームなど具体的なメソッドも出てきます。余談になりますが、これらのメソッドは軍関係で使われるものだそうです。

即断即決の重要性

なぜ即決即断がビジネスでの成功のカギなのでしょうか?苫米地さんはよく『メニュー1秒トレーニング』というものを提唱しています。飲食店で注文するときに、メニューを一秒だけ見て頼むものを決めるというトレーニングです。

具体的には、ビジネスランチを考えてみましょう。仕事の打ち合わせを昼食を取りながら行う場合、具体的に決めなくてはならないことや相手とのコミュニケーションが重要です。自分が食べたいメニューを選ぶことは優先順位としては低いはず。ランチの時間は決まっているわけですから、メニューを選ぶ時間を短縮して、打ち合わせやコミュニケーションに時間をかけた方が良い・・・ということになります。

苫米地さんは自分の本当にやりたいことをやるべきだ。と繰り返し書いています。そのためには重要でないことはできるだけ短時間で終わらせるのが理にかなっています。もちろん、メニューを選ぶことがあなたにとって”本当に”重要ならばこの限りではありません。例えば学校や会社、配偶者を選ぶときには時間をかけて吟味するのが一般的でしょう。それだけ重要性が高いからです。

限られた時間を有効に使うというのが、ビジネスで成功する上で重要だとわかると思います。

時間給では意味が無い

あなたが即断即決をできるようになったとします。そうすれば私生活も充実しますが、やはりビジネスで役に立たせたいでしょう。

本書のサブタイトルにも『あなたの収入が必ず増える!!』とあります。また、本書の中で『即断即決が出来れば毎日が休日になる』とも書かれています。収入を増やしたり、余暇を増やしたりすることが即断即決のモチベーションの場合が多いと思います。

しかし時間給では即断即決してもあまり意味がないと書かれているので注意が必要です。

時間給の場合、即断即決して仕事を速く終わらせても、それで時給が上がるとは限りませんし、速く帰れるとも言えないでしょう。もちろん、長期的には有能な労働者ということで、時給が上がることはあり得ますが、それも雇い主しだいですし、いきなり時給が倍になることはほぼないでしょう。

また、仕事を速く終わらせたら、別の仕事を振られたという経験があなたにもあるかもしれません。だから、苫米地さんは歩合制の仕事をするか、独立起業をするかをすすめています。

以下は私の意見ですが、時給制かどうかと同時に権限をどれだけ持っているかが重要だと思います。

歩合制や独立起業であっても、自分で仕事をコントロールする権限がなければあまり意味がありません。

例えば、コンビニのオーナーを考えてみます。コンビニのオーナーは完全に歩合の仕事と言えます。また、フランチャイズなので完全ではないものの、独立起業に近いと思います。しかし、オーナーには自分の店の開店時間を決めることができません。24時間営業をやめたいと言っても契約だからとやめることができないと言います。

「コンビニオーナーは使い捨てなのか」 元経営者が実名で語った実態 - withnews(ウィズニュース)
 「恵方巻き予約1人20本のノルマを課された」「大量に捨てられている」。2月上旬、コンビニエンスストアでアルバイトしている高校生や大学生のSNSへの書き込みが話題を呼びました。なぜ、こんなことが起きるのか。元コンビニオーナーの男性は、無理に売り上げを伸ばそうとする本部の「圧力」が、現場を苦しめている

オーナーが即決即断をして、開店3時間で一日の売上目標を達成したとします。残りの時間は好きなことをしたり、他のビジネスをしようと思ってもできません。唯一できるのが他人を雇って店を任せることですが、それには無駄なコストがかかります。

このように権限がないと、即決即断の意味が無いとまでは言いませんが、そのためのモチベーションは上がりにくいのではないでしょうか。

一方、個人事業主のラーメン屋を考えてみます。これは完全に独立起業といえると思います。チェーン店でないのであれば、開店時間は店主が自分で決めることができます。

店主が即断即決して生産性が上がった結果、昼にたくさんお客さんが来たので、スープが無くなって夜の営業をやめることも可能です。店主は夜好きなこともできるし、より多くの人のお客さんに食べて貰いたいのであれば、スープを作る量を増やして夜も営業するとか、二号店を出店するという選択肢も出てきます。

苫米地さんは歩合制or独立起業と言いますが、仕事をコントロールする権限を自分がどれだけ持っているか。それを考えると、私は完全な独立起業が選択肢としてはベターだと思います。

社会全体のメリットを考えよう

即断即決ができるようになると、周囲や社会から尊敬されるようになる・・・と苫米地さんは言います。そのために必要なのは『大人の論理』です。子供と大人の論理の違いはなんでしょうか。苫米地さんは以下のように定義します。

  • 子供の論理 → 自分のメリットだけを考える
  • 親の論理 → 自分の子供のメリットだけを考える
  • 大人の論理 → 社会全体のメリットを考える

子供と大人の違いはわかりやすいですが、親の論理とは何でしょう。親の論理は自分の子供のメリットのみを考えることです。これは「種の保存」のための論理と言えます。

また、子供から大人に行くにつれて抽象度が高くなるのが特徴です。”社会全体”の中には、自分自身や自分の子供は含まれます。

「即断即決」で莫大な収入と有り余る時間を手にしている人たちというのは、ほぼ例外なく、「大人の論理」で「即断即決」して成果を出しています。 75ページより

「大人の論理」というのは、本人にも大きなメリットがあるのです。それは騙されにくくなること、長期的視点で物事を見ることができることです。子供と大人であれば、子供のほうが騙しやすいと思います。知識が足りていないのもありますが、目の前のメリットにすぐ飛びついてしまい安いのも原因です。目先のメリットを提示できれば、騙すことも可能です。また、自分のメリットしか考えていないと、視野が狭くなりがちです。長期的視点を持つためには、「大人の論理」で考えたほうが効果的だと思います。

その結果として、収入が増え、時間ができ、周りから尊敬されるというのが、理想的ではないでしょうか。

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