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アファメーションに活用できる『自分を大きく変える 偉人たち、100の言葉 ─Dr.苫米地式名言活用術』

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自分を大きく変える 偉人たち、100の言葉 ─Dr.苫米地式名言活用術

本書の位置づけ

苫米地さんが教えているコーチングのメソッドの中でも、アファメーションは非常に効果的な技術です。

アファメーションについては、コーチングの祖であるルータイスの本もありますし、苫米地さんが書いた入門書もあります。

コーチング入門『「言葉」があなたの人生を決める』
『「言葉」があなたの人生を決める』のレビューです。本書はコーチングやアファメーションの入門書に最適だと思います。

上記の本を読んだ上で、疑問なのは具体的にどのようなアファメーションを作ればよいか?ということ。

もちろん指針は書いているのですが、具体的なアファーションを作る上では、お手本となるアファメーションが欲しいところです。

本書には歴史上の偉人たちの名言が多く載せられています。これをアファメーションに活用するのもいいですし、名言を参考にして自分独自のアファメーションを作ることもできます。

その場合は以下のワークブックをやると良いでしょう。

本書の内容

歴史上の人物が言ったとされている名言が100個載っています。100個の中には苫米地さん本人の名言5個も含まれています(偉人の名言に自らの名言を並べることができるのは、苫米地さんのエフィカシーが高い証拠だと思います)

本田宗一郎やビルゲイツなどの実業家、勝海舟や福沢諭吉なとの幕末の人物、釈迦やキリストなどの宗教指導者と様々な歴史や立場の人物の名言が上げられていますが、ソクラテスやノーム・チョムスキーなどの哲学者が多い印象です。

それらの名言を以下のように実用性でジャンル分けしてします。

  1. 仕事を成功に導く
  2. 人生を拓く
  3. お金脳がめざめる
  4. 人間関係に効く
  5. やる気が湧いてくる

それぞれに苫米地さんの解説と、その名言に臨場感を持つためのヒントが書かれています。

この本は教養として読むのものいいですが、実用書として大変有用だと思います。

ジャンル分けされているのもありますが、苫米地さんの解説が名言をアファメーションへ活用することに重きを置かれているから。

例えば自己啓発の元祖デールカーネギーの『笑顔は1ドルの元手もいらないが、1000万ドルの価値を生み出す』という名言を取り上げているのですが、苫米地さんは以下のような解説をしています。

私が気になるのは「1ドルの元手もいらない」という箇所です。ここに、すべて金銭に換算しなければ気が済まないアメリカの厳然たる資本主義の構造が透けて見えます。彼の言う「笑顔」とは「愛想笑い」を指すのでしょう。

(中略)

とは言いつつ、ビジネスシーンでスマイルは仕事を円滑に進めるために大変効果があります。しかし、その笑顔は作られたものでなく、本物であるべきです。大好きな仕事を行っているなら、心からの笑顔が自然と出るものなのです。そのでみなさんに言いたいのは、「つい笑みがこぼれるような仕事を選択せよ」ということです。笑顔が出るほど好きな仕事をやっている人物は、必ず仕事に付加価値を生み出します。そうすれば、あなたはビジネスで大成功するでしょう。 119ページより

このように、名言を鵜呑みにすることに釘を刺しつつも、どのようにこの名言を活用するかを解説してくれます。ここが既存の名言集と違うところだと思います。

ユーアファメーションとは?

本書に載っている名言をアファメーションに使うためのテクニックに、ユーアファメーションというものがあります。カタカナで書くとわかりにくいですが、”You Affirmation”と書くと意味がわかるかもしれません。

これは主語を「私」から「あなた」へ変換するものです。ナポレオンの「我が辞書に不可能の文字はない」という言葉だったら、「あなたの辞書に不可能の文字はない」といった感じ。

こうしてナポレオンに不可能の文字がないことを担保してもらうことによって、言葉の臨場感を上げるわけです。

そしてやる気を出すときや、自分自身の精神と肉体を制御するときには、「私はすごい」よりも「あなたはすごい」と言ったほうが効果的である可能性が高いと苫米地さんは言います。

イリノイ大学サンダ・ドルコス博士による論文が根拠だそうです。以下の記事に詳細が書かれています。

やる気を出すための一番かんたんな方法(研究結果)
気持ちを奮い立たせたい時は、自分に対してそう声をかけよう。そのほうが、「私はできる!」よりも効果があるのだという。

この研究が本当ならば、ユーアファメーションは大変革新的な技術だと思います。

お経やマントラはアファメーションだった!?

私が本書を読んで(なるほど!!)と思ったのは、苫米地さんのお経やマントラはアファメーションであるという説です。

仏教ではお経を唱えるのが一般的です。これは座禅を中心とする禅宗であっても例外ではありません。もっと言うなら神道の祝詞やキリスト教の祈りの言葉など、宗教では何かしらの言葉を唱えるのが一般的だと思います。

この”唱える”行為自体にどのような意味があるのか疑問でしたが、アファメーションの一種だと思うと納得がいきます。本書でも苫米地さんが言っていますが、浄土真宗の親鸞が「南無阿弥陀仏」なんかは、阿弥陀仏に担保してもらうユーアファメーションではないかと。

この説は大変説得力があると思いました。

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