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苫米地式資産活用法とは何なのか!?『Dr.苫米地式資産運用法なら誰もが絶対にrichになれる!』

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《思いのままにお金を集める》 Dr.苫米地式資産運用法なら誰もが絶対にrichになれる! (Knock‐the‐knowing)

日頃から抽象度を上げろ!!と主張している苫米地さんにしては、やたら俗物的なタイトルだなと思いました(笑)

しかし、タイトルは必ずしも作者が付けるものではなく、編集者が決めることが多いですし、こうしたタイトルに釣られて本を手に取る読者こそ、苫米地さんの考え方に触れる必要があるかもしれません。

内容は即金系ノウハウ・・・ではなく、経済の仕組みから、ファイナンス理論、趣味のギターで会社を立ち上げた話や経済学への批判、ピケティの解説本批判に対する反論など、いつもの苫米地さんらしい感じで安心しました。

 お金儲けの方法3つ

お金儲けの方法は3つしかないと、苫米地さんは言い切ります。

お金でお金を生む方法

代表的な方法は株などへの投資です。しかしこの方法は薦めていません。

日本銀行や年金を運用しているGPIFがETF(上場投資信託)を買い入れていることは有名ですが、しょせんギャンブルであり、ギャンブルで一番儲かるのは胴元で、プレイヤーの中では大きな資金を持っているものが生き残る可能性が高いからです。

個人ではあまり資金を容易できないので、少額でやることになります。少額で行ってうまくいったとしても利益は少ないので、資金のない一個人がやっても効率が悪いというのです。

企業に勤める方法

これは多くの人が行っている方法でしょう。苫米地さんは”丁稚への道”という表現をしています。丁稚奉公の丁稚です。

例えば、三菱グループには三網領というものがり、そのひとつに所期奉公というものがあります。

根本理念「三綱領」|三菱グループホームページ

『事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献する。』と解釈されていますが、実際は会社のために奉仕するとうことです。

会社と労働者の関係は主従関係に近いものがあります。対等ではなく上下関係があるので、利益の配分も不公平になりがちです。

これは”丁稚”のトップである経団連会長でも例外ではなく、創業者社長である孫正義氏や柳井氏(厳密には2代目ですが、ユニクロは彼が創業者です)三木谷氏などと歴代の経団連会長との間に、かなりの資産差があるのは、長者番付を見ればわかると思います。

日本長者番付 日本で最もリッチな人物は誰だ?
トップ50の顔ぶれはいかに? 資産額を筆頭に、出身地や卒業校など、詳細なデータとともに一挙紹介。

また、『21世紀の資本』を執筆したフランス人経済学者トマ・ピケティ氏はr>gというのを歴史的データから主張しました。rは資本収益率で株や不動産などの資産からの利益を指します。gは経済成長、つまり所得の伸びを表します。労働者がどれだけ頑張って働いて結果を出しても、資本家の資産には勝てないということです。

これは世界中のどこでも、どの時代でも当てはまるとピケティは言います。現在の日本でも例外ではありません。

付加価値を生み出す方法

苫米地さんはこの方法を現実的な案だと言います。そのためには抽象度を上げて消費者のニーズを読み取ることが大事だとも。

またクリエイティブが大事だといっても、必ずしも新しいものを生み出さなくてはならないわけではありません。

AppleのMacにしても、Googleの検察エンジンにしても、別の人が作ったものを利用したり、前からある技術を改良しながら、自分たちの欲しい機能を付け加えたわけです。

宇宙の地上げ!?

苫米地さんの三菱地所時代のエピソードが興味深かったです。三菱地所に入社した苫米地さんは衛星軌道の買収を提案し、会社からは無視されたそうです。

当時は土地だけ扱っていれば良いという発想で、衛星軌道のことなど抽象度が高くないと思いつかないでしょう。ですが、その時買っていれば、今頃は確実に儲かっていたと言います。

抽象度を高めていれば、このように巨大なビジネスチャンスがあると同時に、周りの抽象度が同レベルでない限り、理解されない可能性があることを示唆するエピソードだと思います。

具体的なアドバイス

本書は基本的に抽象度の高い内容ですが、ところどころで具体的な方法が書いてありました。

例えば、起業をするにあたって開業資金が必要になる場合です。まずは100万円ほど用意して、銀行に定期預金をし、そこからお金を借りる方法です。

だいたい500万ほど借りられるそうです。メガバンクではダメでしょうし、本人の担保にもよるとは思いますが、規模の小さい地方銀行や信用金庫であれば可能性はあると思います。

もう一つは公的融資を受ける方法です。公的融資は民間のものに比べると、融資を受けやすかったり、より有利な条件で受けることができる場合があります。行っている金融機関は日本政策金融公庫や商工組合中央公庫など。

http://j-net21.smrj.go.jp/establish/manual/list2/step3/manual32-1.html

これを利用する場合には、詳しい行政書士に依頼したほうが審査が通りやすくなると苫米地さんは言います。

学者や作家だけではなく、コンサルをしたり、自ら会社を立ち上げ経営している苫米地さんならではの、具体的なアドバイスではないでしょうか。

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